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■ 1勝99敗..

2017-06-18カテゴリ:

 取引先オーナーさんの一人で、昔から投資案件が好きな方の話...
国内と外国株式に始まり、債券、外為外貨、ゴールド、資源、先物及び
ゴルフ会員権の売買と、ありとあらゆる投資経験を持たれている。

 しかしながら、自称1勝99敗というご戦歴の持ち主であるから、
様々な後日談を教えてくれる。
伺うたびに、あれで損をした、これも損をしたという話になるから、苦笑い..

 惜しい話は、中国筋のある投資案件で、1,000万円の資金を投じ、
一時は2,500万円まで跳ね上がるも、欲が先立ち夢も膨らむ一方で...
売却のタイミングを見事に失い、その後大暴落。 最後は750万円で処分。

ところで、先日ようやく、1勝を飾った話について初めて伺う事が出来た。

 30年位前に、友人に誘われてあるゴルフ場の会員権を一緒に購入した。
所有されてから数年後、そのご友人が病気になり、一緒にそのゴルフ場へ
行けなくなったことを機に、大きく値上がりしていた会員権を売却。

 後にも先にもこの1勝は、オーナー自身の投資的な決断ではなくて、
友人の病気が起因して、偶然に儲けられたことを特に強調された。

 しかも、オーナーさん仲間との間で、投資で儲けた話となると、
似たようなケースばかりだと言うから、不思議に感じた。

 『息子が大学に進学する事になり、その際に株を売った時だけ儲けた』
『娘が結婚する事で資金が必要となり、やむなく株を処分した時だけ儲けた』

 いすれも、ご自身の判断ではなく、何か別のきっかけが生じて、
含み益が出ているものを処分した時だけ、すんなり儲けられた、と言う。
平時は買う時より、売却する判断の方が数倍難しい、と言われている。

 複雑さの極まった単純さ、という言葉もある通り、物事をシンプルに
単純に考える必要性の意義を示された話のように思えた。

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