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■ 誕生日の秘密

2019-01-15カテゴリ:

 
 数年前から通っている床屋さんに『誕生日』というタイトルの
分厚い本が待合いテーブルにいつも置かれている
誕生日毎に、見開き2ページの構成だから、全部で1000ページ近い。
 
 最初自分のページを見た時、わずか1行のタイトルで機敏をつかまれ、
本文を食い入るように読んでしまい、その内容にとても感心した。
以降、待ち時間の際は必ず読み直す機会が増えるから、熟読した事になる。
 
 占いに関する本を多少読んだ事はあるが、この本は少し異色だ。
内容が濃く、関心を持つ対象について明記があり、青年期から中年期、
そしてその先までの予見もあるから読者の年齢層は問わないだろう。
 
 話しが変わって昨年、同業他社の営業マン3人と会食する機会があった。
歳の話となり、突き詰めていくとその中に、私と同じ誕生日の男がいた。
生まれた年も同じだったので、あろうことか男同士見つめ合ってしまった...
 
それを含めた縁で、今年も再会する事になった。
そこで、その誕生日に書かれている秘密について説明をしてあげた..
 
 同じ誕生日のその男は、ポカンとして聞いているだけのように見える。
ふ~ん。 そうなの? そういうものなのかね~ などと、
つれない態度の反応ばかりで、肩透かしを食らった気持ちになった。
 
 同年同月日の男だから、当然に同じ牡羊座であり、九星術の六白金星も
同じな訳で、その辺りの特徴も説明してみたが、反応は変わらない。
要するに、星というものに興味が無いおじさんだったのか...
 
 同じ誕生日だからと言って、性格も同じような事はないものだが、
予見された事象について思い込む、という気持ちの濃淡が分かれるものだ。
 
 新たな年になり、占いに関する記述について目を通してみるのも
一興かも知れないが・・・確かなことは未来について、誰も分からない。
別れ際、興味のないおじさんが改札口で、最後にそうつぶやいた。
 

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