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■60秒の修行

2023-04-02カテゴリ:

 月日の経つのが早い、というのは大人であれば誰しもが思うところ。
時間が早い早い、と思う前に60秒1分の長さを体感してみるのも一興だ。
 
 一つは、ぶら下がり健康器具か鉄棒。両手を伸ばし、棒にぶら下がるだけ。
初回目標は60秒だが、これが結構辛いと思う。
 
 時計の針が見える位置で行うと、秒針の1周がゆっくりなんだと感じる。
何度も時計を見つめ、早く1分になってくれと内心、叫ぶ。
 
 60秒ですら、ぶら下がり続ける事は相当に困難なはず。
だいたい、20~30秒で時計を見つめ、秒針の遅さに愕然とする。
30~40秒で地獄のような感覚が上体を襲うだろう。
40~50秒間は、思考も薄れる位の苦痛を伴う。。
50秒からは時間が過ぎる事だけ、ただただ祈る、まるで一人修行僧だろうか。
 
 二つ目は、腕立て伏せを行う姿勢を60秒間キープする事だ。
両腕を床に立て、足を延ばした姿勢を保つ。 これは地獄の訓練か。
この姿勢だと、時計を見つめ続ける余裕はないだろうから、
何回も何回も頭を上げて、時間の経過を祈る事になるだろう。
 
 この二つを行えば、60秒1分という時間の長さを嫌と言うほど味わえる。
時間よ止まれ、という気持ちには微塵たりともならないだろう。
 
 ときどきは、時間の長さを体感してみる事は悪くはない。
因みにこの世で、一番残酷なものは時間である、という考え方もあるようだ。
 

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