2016-11-04
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■ 二人の隼人
少年の頃より 『薩摩隼人』 という言葉の響きが好きだった。
いわゆる倒幕時代の志士という事も含め、武勇と知略に長けた。
西郷 隆盛、大久保 利通を始めとして、人切り半次郎と呼ばれて
恐れられた桐野 利秋、明治時代の元帥、東郷 平八郎、等々。
薩摩からは数多の優秀な人材が中央にも輩出された事で、余りにも有名だ。
剣は示現流というもので、一瞬にして相手を『一刀両断』にする手合いだ。
いつの日か、そんな薩摩隼人の血を引いた男と知己となり、
歴史上の色んな話を聞いてみたい。
薩摩の酒を酌み交わすのなら、そのような男が良いのでは、なんて思っていた。
そんな、ある日のこと。
ひょんな事がきっかけで、薩摩隼人の血を引いた男と知り会う事になった。
どことなく朴訥な感じがあったので、出身地を尋ねてみたら、
父方の方は、なんと薩摩の血を引いていると言う。
その日から多少の月日が経ち、その血の流れを引いた男が当社に
入社したのが2年前の秋が深まった、ある日の事だった。
そして今年の夏、もう一人の隼人がやって来た。
二人の隼人は、性格も体格も非常に対照的ではあるが、どこかに共通点が
暗号のように隠されている。 今後の活躍が楽しみだ。
縁とは分からないもの。
しかしながら血脈の謎は、より一層と深まった。