こんにちは！
平和不動産管理部です。

先月の記事で中尊寺に初詣に行った事を書きましたが、実は同じ日に、毛越寺にも初詣に行ってきていました。

この毛越寺は、中尊寺と並ぶ平泉の代表的な寺院です。
中尊寺は平安時代後期にこの地域を支配した奥州藤原氏の初代・藤原清衡が創建したとされていますが、この毛越寺は
その二代目・藤原基衡と三代目・藤原秀衡によって大火で焼失した後の再興が行われており、どちらの寺院も
奥州藤原氏と深い関わりが有ります。

中尊寺は金色堂等の一部を除けば無料なのですが、毛越寺は全体が有料となっており、入口で拝観料を支払わなければ
なりません。
しかしながら、大晦日と元旦は拝観料が無料となっており、それもあってか、この日は大勢の人達が訪れていました。

毛越寺には「浄土式庭園」という形式の庭園が採用されています。
これは「仏の国」とも言える極楽浄土を現世で再現した形式なのですが、浄土式庭園が採用された寺院は京都（平安京）
に多く、京都から遠く離れた岩手に浄土式庭園が有る事は、「死後に極楽浄土に行きたい」という浄土思想が、京都から
遠く離れた地方まで広まっていた事を窺わせます。

毛越寺は、JR東北本線平泉駅から徒歩7分の場所に有り、車を使わなくてもアクセスしやすい場所に有ります。
平泉にお立ち寄りの際には、是非一度訪れてみて下さい。